頑張ったね。

　友人の相談事で、かなりやさグレているネジです、こんばんは。

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　ふと、つい最近の出来事を思い出した。
今年の夏。
私の父親は死にました。
何もしない親でした。
戸籍上では、もう親ではありません。
突然の死。
借金にまみれた、元エリート。
難しい親戚。
4日間で、葬式のことなどを取りまとめ、親戚連中も纏め上げ、やっと一息ついた本番の日。
葬式の日。
たくさんの携帯メール。
いろんな友人達が、これからのことへの具体策・情報を入れてくれていて、嬉しかった。
励ましのメールも嬉しかったな。
そこの中にあった一通のメール。

「今日がお葬式の日ですね。いろいろあっただろうけど、よく頑張ったね。
こっちに戻ってきたらうちにおいで〜。
子供の遊んでね〜。」

よく頑張ったね。

泣けました。
父親の死でも泣かなかったのに。

頑張って、とはよく言われる。
実際、頑張らないと自分は生きていくにも大変だったから、それは当然に出てくる言葉なんだと思う。

でも、「頑張ったね」と言われることは少ない。
いっぱいいっぱい頑張っても、まだ頑張ってと言われる。
疲れる。
でも…諦める。

やっぱり10年以上の親友はよく分かっているらしい。
不意に出てきた「頑張ったね。」
意識的に言った言葉じゃない。
極々自然な言葉。

「頑張ったね。」

不意に思い出して、また泣けた。

うん、これでまた頑張れる。